ディスプレイ業界への就職を目指す人の為に

ポートフォリオの内容を考えよう

ポートフォリオにはどんな事を書けば良いのか、どんな作品を載せれば良いのかなどの疑問が沢山あると思います。このページではよくある悩みとアドバイスを書いておきましたので是非参考にしてみてください。

注意点や疑問点

掲載する作品の数は?

作品数は作成するポートフォリオによります。蛇腹式のブック型ポートフォリオであればある程度の作品数がないと映えませんし、大型パネルであれば1作品で一枚が普通です。ですが書類として要求される作品数は多くても5個程度なので最低でも5つの作品はすぐにまとめられるようにブラッシュアップしておきましょう。ちなみに数を稼ぐ為に完成度の低い作品を掲載する事は避ける事。ただ数が多いというだけではアピールにはなりません。

作品のタイトルについて

作品のタイトルはなるべく載せましょう。自分の作品の自信を持つ意味もありますし複数のページに渡って作品を載せる際にも判りやすくなります。またどんな課題が与えられたのか、いつ頃のものかなども書いておきましょう。コンペなどに参加した作品は参加コンペティションの名称なども添えておきましょう。いずれかの賞を獲得した場合なども必ず明記すること。組織設計事務所などはコンペティションで賞を獲得していないと選考に参加する権利が与えられないといった厳しい募集用件も存在します。

文字の有無について

文字を載せるか否かは状況によります。書類で提出するような、見る人間が時間を気にせず作品を閲覧出来るという状態であれば長い文章でもある程度許容されますし、目の前で作品を広げながらプレゼンテーションを行うような時は文字である程度作品内容を伝えるのも良いと思います。逆に距離がある面接でプレゼンテーションを行うような場合であれば文字はほとんどいりません。機会に合わせて文字有り文字なしのレイアウトを用意しておくのも一つの手です。

文字の大きさについて

文字の大きさは小さくても10ptが最低ラインです。これは某大手企業の応募要項に記載されていた注意事項で、目安の一つになります。これ以上小さいと読みにくいため、文章をポートフォリオに載せる場合は注意してください。

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グループ作品について

グループで作成した作品は人数なども必ず明記しましょう。コンペなどに複数人で参加した場合も同じです。またこの場合自分がそのグループの中でどの部分を担当したかも必ず記載しましょう。

レイアウトに必要な要素は?

作品の全貌が判るようなビジュアルは最低必要です。図面は必ずしも必要であるとは限らず、ビジュアルだけで見せたいような作品は無理に図面を載せなくても大丈夫です。コンセプトやバックグラウンドは企業から明記するように指示される場合もあるためレイアウトの一部に載せておくとよいでしょう。

ポートフォリオの統一感について

作品の雰囲気を一つにまとめるかどうかは人それぞれです。統一された雰囲気であれば作品から貴方の人間性などを指摘してもらえるような場面も期待できます。意図的に全ての作品を違った雰囲気でまとめた場合でもアイデア、表現力の豊富さが評価されます。最悪なのはどっち付かずな、ただ作品を並べただけのようなポートフォリオ。見る側もその道のプロなのでポートフォリオの雰囲気を貴方が悩んだかどうかはすぐに見抜けます。作品集としてのまとまりは意識してポートフォリオを作成しましょう。最低でも文字のフォントや大きさなどは統一しておきましょう。

どんな作品を載せれば良いのか

学校での各課題

学校で出された課題に提出した作品。いつのものでどんな課題が出されたかも明記しておきましょう。課題全て載せるのではなく、自信がある完成度の高い作品を厳選することが大切です。

卒業設計

大学院生は卒業設計をメインとして載せましょう。大学時代の集大成としてアピールできます。ディスプレイ業界以外でも設計事務所などの選考ではこの卒業設計のみをプレゼンテーションする機会が与えられる等、企業にとって卒業設計は重要なチェックポイントとなっているようです。

コンペ応募作品

学校の課題以外で作成したもの。外部コンペティションに応募した作品は評価も高いそうです。やはり学校の課題以外で作品を応募するという時点で意気込みややる気がある証拠であり、一気に他の学生と差をつける事が出来ます。また海外のコンペティションに応募した作品などは英文のままで応募してOKです。

デッサンやスケッチ

美術系の学科の人はデッサンや作成したオブジェクトの写真等も載せる事で描写力、創作力をアピールできます。スケッチやスタディ過程などもまとめ方次第ではアピールする材料になります。

その他、個人情報など

名前や顔写真はもちろん、高校程度からの学歴も載せておくと良いです。またどんな人に影響されたのか、好きな建築家、作品に対するこだわり等も載せておくと話も盛り上がります。

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